東京・丸の内エリアで2024年5月23日(木)に開催された「ブルームバーグ スクエア・マイル・リレー 東京2024」で、総勢50名のVOLUNTAINERがボランティア活動を行いました!
このイベントは企業単位で参加するリレー形式のランニングイベントで、2007年にロンドンで初開催。以降、ドバイ、ニューヨーク、シンガポール、香港、シドニーなど世界13都市の金融街を舞台に開催され、アクティビティ活動を通した社会貢献や企業間・社員間の結束を高めるチームビルディングの機会、そして社員に健康的なライフスタイルを推奨するユニークなランニングイベントとして人気を博してきました。現在まで1200以上の企業が参加しており、日本では2017年から開催されています。
今回のイベントでVOLUNTAINERは、メイン会場である丸ビルでの参加者&クローク対応、安全確保のための歩行者対応、完走したランナーに記念品を渡すギブアウェイ対応をそれぞれ担当しました。当日はリーダーが先に会場に集合し、大会運営スタッフと打ち合わせ。そしてメンバーの受け入れを行った後、各班に分かれて活動内容に関する説明、実際の活動場所へ移動しての下見などを行いました。特にコース上で活動する歩行者対応のリーダー、メンバーたちは不測の事態をいくつもシミュレーションして大会スタッフとも意見を交わすなど入念な準備を重ねてイベントのスタートを迎えました。
また、活動にあたって主催者からVOLUNTAINERの皆さんに向けて「大会は皆さんのおかげで成り立っています。本当にありがとうございます。皆さんもぜひ大会を楽しんでください!」とメッセージが送られました。
VOLUNTAINERの皆さんが着々と準備を終えてそれぞれの持ち場につく一方、17時30分のランナー受付時刻の前からメイン会場の丸ビルには多くのチームが集結。レース開始30分前に特設ステージでオープニングイベントが始まると、ランナーたちの熱気がグングンと高まっていく様子が伝わってきました。
そして19時ちょうどにスタートの合図!第1走者が一斉に街中に飛び出していくと、平日夜のビジネス街とは思えない熱気と盛り上がり、そして大歓声が沸き起こりました。
1チーム10名で編成され、ランナー1人が1マイル(約1.6km)を走ってバトンをつなぐ合計10マイルのリレー形式のレースに、今年は55企業のチームが参加。昨年に引き続き東京マラソン財団職員も10名のチームを組んで参加し、見事に完走。全体で27位、男女混合チームの中では4位という成績を挙げました。ランナーとして参加した職員の皆さん、お疲れさまでした!
そして、多くの人出とランナーで賑わった中、コース上を担当したVOLUNTAINERの皆さんは安全確保を最優先に歩行者と応援に来た人たち、ランナーに事故がないようにテキパキと誘導。また、ギブアウェイを担当した皆さんは完走したランナーを笑顔でお出迎えし、記念品を渡して一人ひとりにねぎらいの言葉をかけていました。
VOLUNTAINERの皆さんは東京マラソン、レガシーハーフマラソンをはじめ、このような様々なスポーツイベントで活躍されています。今回の活動に参加した皆さん、遅くまでありがとうございました!
今回活動したVOLUNTAINERの皆さんの中で最年少の大学3年生で、初めてスポーツボランティア活動に参加したという戸田夕莉奈さんにきっかけや感想などお話を伺いました!
Q.スポーツボランティアに参加しようと思ったきっかけを教えてください。
もともと中・高校時代にタッチラグビーの部活をやっていたこともあってスポーツ関係に興味がありました。それと私は今、大学の情報学部でAIについて学んでいるのですが、人間の仕事は今後AIに置き換わるという話題が授業で出たんです。ただ、私はそうは思っていなくて、AIはコンピューターからできたものなので頭脳的な仕事は得意でも、人間が簡単だと思っている肉体的な労働は苦手だと思います。その交差しているものを組み合わせたら、今後何か良いものができるのではないかと思って肉体を使う活動に興味が出てきました。
また、AIは肉体を使うものの中でも対価が低い家庭的なものが苦手で、ボランティアも対価がないものの一環だと思います。今後、対価がないものの価値がどれだけ上がるかについても気になっていまして、人は対価がないものに対してどのような感情で活動しているのだろうと興味があり、スポーツの関心とAIの関心を掛け合わせて今回初めてボランティア活動に参加してみようと思いました。授業で学んだことも踏まえて、さらに自分でも考えたいと思ったことがきっかけです。
Q.初めてのボランティアに今回のイベントを選んだ理由を教えてください。
「スポーツ」「ボランティア」で色々と調べて、最初に出てきたのが今回のイベントのボランティア募集でした。早く活動してみたかったので、一番直近に開催されるこのイベントを選びました(笑)。
Q.初めてのスポーツボランティアに参加しての感想を教えてください。
チームの皆さんが良い人ばかりで楽しく活動できています。ケニアでボランティア活動をしている人や、ロンドンに本社がある企業で働いている方がいるなど憧れてしまいます(笑)。本当に色々な背景の人たちが多いですし、そのような人たちに囲まれて視野が広がります。
Q.ボランティア活動をするうえで、大切にしていきたいことを教えてください。
私自身、アルバイトで接客業をやっているので、何事も人に対する思いやりを第一に考えるようにしています!
Q.今後もボランティア活動を続けていきたいですか?
はい、もちろんです! 色々な方たちと触れ合える機会でもありますし、大人の方々と交流できる機会が少ないので、こういう機会があるとすごく嬉しいなと思います。
Q.これからボランティア参加する方々へ、メッセージをお願いします!
ボランティアは色々な人と出会える場なので自分の視野が広がる機会にもなりますし、大人の方たちと触れ合える機会だと思いますので、自分と同世代の皆さんにももっと参加してほしいなと思っています。私自身、10月の東京レガシーハーフマラソンもぜひボランティア参加したいですし、皆さんもぜひ参加していただければと思います。待ってます!