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2023年度VOLUNTAINERリーダー研修兼選考 実施レポート

2023.07.31


2023年度のVOLUNTAINER リーダー研修兼選考の二次選考を全6日間の日程で実施しました!

東京マラソン財団は、東京マラソンを始めとした、スポーツイベントのイメージ・雰囲気を作るボランティアのやりがいや安全・安心で円滑な運営には、リーダーが重要な役割を担っていると考えています。リーダー研修兼選考は、支える誇りを感じ、出会いを大切にし、笑顔で楽しく活動できるボランティア文化の普及のために、重要な存在であるリーダーの研修・育成事業となります。

研修の冒頭では、リーダー研修の参加者だった経験もある、東京マラソン財団社会協働事業本部長の山本悦子から、「東京マラソン当日にリーダーとして活動している皆さんをイメージできるよう、ボランティアとして自発的に、リーダーとして積極的に研修に臨み、ご自身の強み、長所を遺憾なく発揮してください。東京マラソンのボランティアを人生の晴れ舞台、またその経験を人生の宝物と言って下さった方もいます。“リーダーになりたい”と思った気持ちは、大袈裟かもしれませんが人生を変えるきっかけになるとも考えています。ボランティアの場には人と新しい物事とのたくさんの出会いがあると思っています。今日の研修、また東京マラソン財団の事業を通して今後も皆さんにたくさんの人、物事との出会いがあることを祈念しています。」とお話しさせていただきました。

また、「運営サポート」として研修に参加して下さったVOLUNTAINERリーダーサポート*2の皆さんには、ご自身の経験を踏まえて「VOLUNTAINERリーダー像」についてお話をしていただきました。
本研修には多くのリーダーサポートの皆さんに「運営サポート」として研修の運営をお手伝いいただきました。ご協力いただいたリーダーサポートの皆さんありがとうございました!

研修には講師として東京マラソン財団VOLUNTAINERアドバイザーの“ルパン”こと高山昌紀氏、VOLUNTAINERパートナーの“ランド”こと島崎晋亮氏に様々なワークを実施していただきました。「本研修は研修の内容が充実していて、おもしろい!ボランティア活動にも、実社会にも役立つ研修」としてリーダーの皆さんからも高い評価を得ています。参加者の皆さんの多くは“ルパン”と“ランド”の研修を受けることを楽しみにしてくれていたようです。

【6月28日(水)の様子】

*1リーダーはVOLUNTAINER登録している方で、スポーツボランティアにおける活動をチームリーダーとして担う役割に挑戦したい方がエントリーし、東京マラソンではチームリーダーとして活動現場を取りまとめ、円滑な大会運営をサポートしてくださる方々です。
リーダーについて詳しく知りたい方はこちら
*2 VOLUNTAINERリーダーサポートとは、VOLUNTAINERリーダーサポート登録されている方で、ボランティアリーダーとしての経験を活かして、新しいことに挑戦したい方がエントリーし、東京マラソンではリーダーをサポートしながら現場と運営スタッフをつなぐ他、VOLUNTAINERの運営サポートなどの役割を担っていただく方々です。
リーダーサポートについて詳しく知りたい方はこちら

参加者インタビュー
片桐 実玲さん
現在、大学生として大学生活を送りながらVOLUNTAINERとして活動している片桐さん。スポーツボランティアとして活動するきっかけは小学校の時に開催が決定した東京2020オリンピック・パラリンピック大会。東京2020でボランティアを経験し、スポーツボランティアの魅力にハマりVOLUNTAINERに。東京マラソン2023では、スタートブロックの入場ゲートで活動いただいた片桐さんにお話しを伺いました。

Q.リーダー研修兼選考に参加したきっかけを教えてください。
A. VOLUNTAINERとして活動を開始した頃はリーダーになりたいと思っていたわけではなかったのですが、東京マラソンの時に同じチームだったリーダーの方がチームをしっかり引っ張ってくれ、とても頼もしく感じました。その姿を見て、メンバーとして“参加する”というボランティア活動ではなく、大会の開催に貢献する側になってみたと思ったことがきっかけです。


Q.今回の研修に参加してみて、いかがでしたか?
A.自分自身がリーダーに向いているか、向いていないかは考えずにエントリーしたのですが、グループワークをやってみてリーダーの大変さを痛感しました。グループワークで得た皆さんからのフィードバックは自分自身を知り、見つめ直すきっかけになりました。
また、東京マラソンでリーダーとして活躍している方の振る舞いを目の当たりにすることは刺激や学びになりました。


Q.この研修を受けたことのない方に参加をおすすめするとしたらどんなことを伝えたいと思いますか?
A.リーダーの向き不向きに関係なく、参加してみたいと思った気持ちを大切にして興味を持ったら参加してみて欲しいです。普段の活動では見えない、組織の中ので頑張っている方々に会い、接することでVOLUNTAINERという組織に安心感を持つことができました。


Q.今日の学びをどのようにボランティア活動、日常生活に活かせると思いますか?
A.グループワークでグループが悪い雰囲気になってしまったシチュエーションでのリーダーを体験したのですが、チームメンバーからの強い意見が一気に集中した時には断ち切る勇気を持ち、一人一人から丁寧に意見を聞いて全体を見ながら自分自身がリーダーとして目指す方向を決めることが大切だと学びました。こういった行動は今後のボランティア活動にも、日常生活にも活かせると思いました。また、この研修でリーダーとリーダーシップの違いが明確になったこともとても良い学びになりました。

参加者インタビュー
原田 純平さん
1995年に阪神淡路大震災で被災し、震災ボランティアを経験。どちらかというと“ボランティア”にはネガティブな印象があったという原田さん。スポーツ記者としてスポーツの現場でイキイキと活動するボランティアの姿を見て、ボランティア活動に興味を持つように。VOLUNTAINERに登録し、活動を経験してみてボランティアに対する概念が180度変わったそうです。東京マラソン2023では、新橋・芝ブロック35km給水所で活動いただいた原田さんにお話しを伺いました。

Q.リーダー研修兼選考に参加したきっかけを教えてください。
A.実は、自分自身がリーダーになりたいというよりも、リーダーになりたいと思って参加する方々の意識の高さや、どんなモチベーションで参加するのかに興味があって参加したんです。


Q.今回の研修に参加してみて、いかがでしたか?
A.参加のきっかけは興味本位でしたが、参加している方々はリーダーとして秀でている方ばかりではなく、純粋にボランティア活動が好きで、前向きに楽しみたいと思っている方が参加していて、自分自身もリーダーを目指してもいいんじゃないかと思えました。
参加者も、講師の皆さんもこの研修の場を大切に思っていて、楽しくて実のある研修にしようというポジティブな空気に溢れていました。
また、研修を通して自分自身が所属している会社でのリーダーシップと一般社会的なリーダーシップとのズレが見えて、組織のルールに偏りがちな社内におけるリーダーシップに不足していることなどの気づきを得ることができました。


Q.この研修を受けたことのない方に魅力をおすすめするとしたらどんなことを伝えたいと思いますか?
A.ボランティアとして意識が高い方ばかりの中に自分が参加してもいいのか?と自分で勝手にハードルを上げて、ドキドキしながら会場入りしました。話を聞いてみるとみんな同じ気持ちだったことを知りました。研修では多くの学びや気づきがあります。自分でハードルを上げず、気楽に参加してみてほしいですね。


Q.今日の学びをどのようにボランティア活動、日常生活に活かせると思いますか?
A.様々なワークを通して、自分自身を分析することができました。敵を作らない、判断が苦手な調和タイプなので、社会生活ではグレーで、判断しなくてもいい環境に身を置きがちですが、ボランティアリーダーとなればそうはいきません。判断が必要な時にははっきりと判断をしなければなりません。日常生活の中でもそういうアクションが取れるように普段から意識していくことでボランティア活動でも日常生活でも活かせるリーダーシップが身に付くと感じました。

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