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初芝立命館高等学校ボランティア講座開催レポート

2023.01.10

大阪府堺市にある初芝立命館高等学校でボランティア講座を開催しました。


午前の部は1月に開催される<大阪国際女子マラソン/大阪ハーフマラソン>にボランティアとして参加する高校1年生の野球部員学生、サッカー部員学生合わせて約29名が参加し生徒向けに「スポーツボランティア」に関する講座を開催しました。


部活動でプレイヤーとしてスポーツに触れている生徒たちに対して、ボランティアについて知識を深めてもらい、「する側」だけでなく、「ボランティア=支える側」の視点や気持ちを理解してもらいました。講義だけでなく、生徒同士や講師とコミュニケーションをとりながら自分の強みを再発見する“気づき”の場、またボランティア活動に向け、当日のイメージを想像し、活動に活かせるヒントを得る機会を提供させて頂きました。


講座の後半では大会のイメージにつながる存在であるボランティアとして活動するにあたり重要な柱となるコミュニケーションについて学び、活動内容となる手荷物の預かり、返却時にどの様なコミュニケーションができるかをロールプレイングを交えてイメージを膨らませました。 生徒達からは「笑顔でエールを送ることを意識した」、「ジェスチャーやアイコンタクトで気持ちを伝える様に工夫した」、などの声を聞くことができ、その時々のランナーの気持ちを想像しながら考えてくれたようでした。 最後に自分の考える強み、友達が考える強みをチームごとに話し、自分の強みを再発見する時間とし、VOLUNTAINERアドバイザーの『ルパン』から、この強みを活かして多くの人が様々な立場で関わり、一体となって行われる大会のイメージをつくるスタッフの一員として、達成感を味わい、楽しんでくださいと締めくくりました。



午後の部は野球部、サッカー部、陸上部の1〜3年生約100名 が参加し、東京マラソンをつくるチームの力「チーム強化のヒント」と題し、東京マラソンを支えるひとつのチームであるボランティアを通してチーム強化についての講座を開催しました。



まずは頭と体を使ってアイスブレイクタイム。生徒の皆さんの笑顔と熱気で会場のエネルギーがいっきに上がりました。


講座はリーダーシップ特性分析からスタート。会場全体を使って動きを交えたワークで自分の特性を理解したり、自分に似た特性のメンバーと共通点を話し合ったり、よりチームに貢献する上で必要な自分自身の行動変容について考えてもらいました。このワークを通して、同じ部活で活動している仲間にも様々な特性があり、それぞれの強みを活かし、弱みを補うことこそがコラボレーションであり、多様性を理解し、受け入れることが『チーム』のチカラとなることを体感してもらいました。

各自のリーダーシップ特性を知った上で、リーダーとリーダーシップの違い、チームの成長段階にフィットする(具体的な)リーダーの行動について、チーム強化の鍵となるチームのグッドサイクルとフィードバックの重要性など、日々の部活動や学校生活におけるチーム強化のヒントについて学び、考える機会につなげてもらえたら嬉しいです。



講座終了後は寒い中講座に参加してくれた生徒の皆さんに見送って頂き、温かい気持ちで学校を後にしました。礼儀正しく、しっかりと挨拶ができる初芝立命館高等学校の生徒のみなさんのファンになったスタッフ一同でした。いつの日か、東京マラソンランナー、ボランティアでお会いできる日を楽しみにしています。


参加者レポート:午前の部


参加者インタビュー:おにぎりくん、さけちゃん、かんた、ひろくん(左から)
※ニックネームの為敬称略

Q1. チーム強化に特化した講習を受けてみてどうでしたか?
● 普段はスポーツを『する側』なので、『支える側』として関わることはなかったのですが、話や、動画などで知ることができとても勉強になり、刺激を受けることができた。
● 人の役に立つことは自分が学ぶこともあり、やってみたいと思った。
● 以前から動物保護のボランティア活動に興味があり、今回の講座を受け更に挑戦してみたい気持ちが増した。
● マラソン大会を観戦してもそれを支えている人のことまで考えたことはなかったけれど、走っているランナーの裏にボランティアの方々の存在があって大会が成り立っているということを知った。

Q2. これまでのボランティア経験を教えてください
● 地域の清掃
● 募金活動
● 災害訓練

Q3.講習を通してチームのチカラを強化するには何が大切だと感じましたか?また、それを日々の部活や学校生活にどのように活かしたいですか?
● スポーツを『する側』として試合などに出るときに審判や運営の方に励まされるととても嬉しいので、自分がされて嬉しいと思うことでエネルギーを与えられる様な行動をしたい。
● 笑顔でいれば人も話しかけやすい雰囲気になる。笑顔をモットーにやっていきたいです。
● 目を見て話すこと、笑顔で接してくれること。自分がされて嬉しいことを大切にしたい。
● ランナーがベストで臨める様にサポートしたい。

Q4. 1月<大阪国際女子マラソン/大阪ハーフマラソン>の<大阪国際女子マラソン/大阪ハーフマラソン>大会当日に向けた意気込みを教えてください
● 講座で学んだことをなど、自分にできる限りのことをしてランナーがベストで臨めるようにサポートしたい。
● 選手がベストなコンディションで臨める様、自分らしくサポートしたい。
● 主役のランナーが走る前から、走り終わるまで、参加してよかったなと思ってもらえるようなサポートをしたい。
● 縁の下の力持ちになれるよう頑張ります。


参加者レポート:午後の部


参加者インタビュー:メッシ、たけま、つる、やすお、ギャンディ、フータ(左から)
※ニックネームの為敬称略

Q1. チーム強化に特化した講習を受けてみてどうでしたか?
● ルパンさんの人柄がすごく魅力的だった。表情や声のトーンが明るくて、話も面白く、もっと聞いてみたいと思い、またそんな人になりたいと思った。
● 人間性が 一番大切で、磨きたいと感じた。ボランティアなどしていても人間性が良い人は感謝されるのだと思った。
● しっかりとした人間関係が築かれていれば結果も出てくるのだと思った。チーム内のより良い人間関係が構築できるように今日の講座を活かしたい。
● 人と人との関わり、信頼関係がチーム人は必要だと感じた。
● 一人一人がリーダーという意識を持っていないと上には上がれなと感じた
● チームは3年生が抜けてチームは形成期ですが、良いメンバーばかりなので一人一人がリーダーの自覚とパッションを持って自分達が引退するとき人は良い解散期を迎えたい。

Q2. これまでのボランティア経験を教えてください
● 地域や学校でゴミ拾いのボランティア
● 野球を教えるボランティア

Q3.講習を通してチームのチカラを強化するには何が大切だと感じましたか?また、それを日々の部活や学校生活にどのように活かしたいですか?
● 多様性を否定せず、それぞれの強みや弱みを理解し、強みを活かし、弱みを補うことがチーム強化につながると感じた。
● 一人一人が人間力を向上させて、周りから感謝されるメンバーが増えていけば強いチームになっていくのではないかと思った。
● 日々の練習から全員がキャプテンという意識を持ってチームを引っ張っていくことでチームの士気も上がり、自ずと結果がついてくるのではないかと思った。
● 自分達が2年生の時は3年生に気を遣って発言ができる環境ではなかったが、学年に関わらず自分の意見を言えるようなチームにしたいと思った。
● 自主的に動く人が一部の人だけではなく、全員で話し、考えて動ける様にしていきたい。
● リーダーシップ特性分析を行なって、自分とは真反対の考え方をする人もいることを学んだ。相手の気持ちになって考えることが大切だと思った。

Q4.ボランティア活動への興味、関心は上がりましたか?
● もともとボランティアに関心があったが更に増した。環境改善につながるボランティアなどをやってみたい。
● 野球など、人に何かを教えるようなボランティアをやってみたいと思った。
● 人を楽しませられるようなボランティアをやってみたい。
● 東京マラソンや、サッカーなどのボランティア活動 を通して人脈を増やせるボランティアをしてみたい。
● 参加型のボランティア活動だけではなく、人間力を磨く為にも日々の生活の中で人の役に立つようなことをやっていきたいと思った。

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