朝晩が少し肌寒くなり、秋が近づいてきた9月28日(土)、VOLUNTAINERスキルアップ講習「上級救命講習」を開催しました!
今回は70人のVOLUNTAINERの皆さんにご参加いただきました。
もし突然、目の前でだれかが倒れてしまったら、救急隊が来るまでの間、応急手当を行わなければならない場面があるかもしれません。東京マラソンをはじめとしたスポーツボランティアの場だけでなく、日常生活でも直面するかもしれない状況で役立つ講習となります!
講師には東京マラソン2020チャリティの寄付先団体の一つでもある“公益財団法人東京防災救急協会”の方々を迎え、全体を通して映像とイラストを用いながら講習が行われました。
※この講習には、東京マラソン2019チャリティの寄付金が使われています。
突然死の原因となる脳卒中や心筋梗塞などの症状を知るところから始まり、その後、具体的な処置として「心肺蘇生法」、「AEDを用いた除細動」、「気道異物除去」について、訓練用の人形とAEDを使った実技を交えながら学びました。
実技講習ではグループに分かれ、各グループに講師の方々がついてしっかりと教わりました。細かいポイントを丁寧に教わりながら、身体で覚えていきます。
午後からは「上級救命講習」でしか学ばない、幼児・乳児の心肺蘇生法の講習を行いました。
乳児は体が小さい分、人工呼吸の仕方や心臓マッサージをする際の手の使い方、力を入れる具合が成人に行う際と異なります。
その他にも気道に異物が詰まった際の除去法や、三角巾を使った外相の応急手当、身体の保温法、体位管理、毛布で応急担架を作って搬送法などについても学び、盛りだくさんな講習となりました!
最後にテストを受けた後は、参加者の皆さんに「上級救命技能認定証」が渡されました。
誰でも行うことができる手当の技術と知識を知ることで、命を救うことができます。
万が一、応急処置が必要な場面に立ち会った場合は今回の講習を思い出し、対処に活かしていただければ幸いです。
今回ご参加されたVOLUNTAINERの皆さん、ありがとうございました!
イベント名 : | スキルアップ講習「上級救命講習」 |
主 催 : | 一般財団法人東京マラソン財団 |
講 師 : | 公益財団法人東京防災救急協会 |
講 習 日 時 : | 2019年9月28日(土)9時00分から17時00分まで |
講 習 場 所 : | 東京ビッグサイト会議棟6階(607+608会議室) |
詳 細 : | http://www.voluntainer.jp/news/detail/349 |
・現在高校2年生。この日は講習のために、茨城から参加してくださいました。
Q.今回ご参加された理由は?
A.VOLUNTAINERに参加したいという気持ちがあり、茨城から来ました。これからボランティア活動もしたいと思っていて、ボランティア活動には今回の講習は必要なことだと思ったのと、(ランナーなど参加者を)支えるための準備として参加しました。
Q.講習の感想をお願いします。
A.とても勉強になりました。学校でもこういった授業はありますが、20~30分で終わってしまうので、今日みたいに1日かけて講習に参加できる機会はなかなかないと思います。また、学校で友達と(実技を)やるのは普通にできると思いますが、初対面の人と講習を受けることが大切だと思いました。
あと、今日の講習が始まる前に流れていた東京マラソンボランティアの映像を見て、すごくかっこいいと思いました。東京マラソンのボランティアにも参加したいと思います!
・普通救命講習、上級救命講習ともに過去に受講経験あり。
・実際に目の前で傷病者を発見した経験があるとのこと。
Q.今回ご参加された理由は?
A.スポーツボランティアの現場などで、万が一目の前に傷病者がでたときにすぐに反応しなくちゃいけないなという意識があったので。
また、実際に自分の目の前でランナーが倒れたことがあり、その時は近くに対応できる方がいたので、自分たちはランナーを誘導するということがありました。
しかし、自分が対応しなくてはいけない立場になることもあると思ったので、今回参加しました。
Q.講習の感想をお願いします。
A.何度か受けているのですが、いざというときにはすごく役に立つ知識だということが改めてわかりました。
また、自分でも心肺蘇生法は得意だと思っていたのですが、今回の講習で「傷病者の顔を見ながら」応急処置をするということを学びました。最初は一生懸命処置をしていたのですが、周りの方を見たら顔を見ながら行っている人がいて、良いなと思ったのでそれはすぐに真似しました。普通救命講習も受けたことがありますが、上級救命講習は単なる心肺蘇生法ではなく幼児・乳児への蘇生法なども学ぶことができるので、今回改めて身に沁みました。
<参考>募集要項はこちら