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2025年度VOLUNTAINERリーダー研修兼選考 実施レポート

2025.08.28


 2025年度VOLUNTAINERリーダー研修兼選考を6月24日(火)、28日(土)、29日(日)、7月2日(水)の全4日間の日程で実施しました。

 東京マラソン財団オフィシャルボランティアクラブVOLUNTAINERでは、大会のイメージ・雰囲気を作るボランティアのやりがいや安全・安心で円滑な運営に重要な役割を担っているリーダーの研修・育成事業としてVOLUNTAINERリーダー研修兼選考を実施しています。今年度は4日間合計で約120名の方が参加しました。

【6月28日(土)に参加した皆さん】


【6月29日(日)に参加した皆さん】


【7月2日(水)に参加した皆さん】


 研修では「VOLUNTAINER リーダーについて」「シチュエーションリーダーシップ」「心の安全」などをテーマにした講義を実施。ここではVOLUNTAINERリーダーに求められる心構えや参加者自身のリーダーシップの特性や強みを知り、どう生かすかなどを学びました。

 一方、7~8名1組のチームに分かれて行うワークショップではワークを通して行うチームワークチームビルディングなどを実施しました。一人がリーダー役となり、メンバー全員と意見を交わし、相談しながら課題のクリアを目指し、最後はフィードバックを行います。最初はぎこちなかったチームメンバー同士でも、時間が経つにつれて意見交換が活発となり、課題をクリアした際には歓声が上がるなど大盛り上がり。ただクリアを目指してワークに参加するだけでなく、最後のフィードバックでは良かったところ、改善できそうなところを参加者それぞれが共有し、ここでも多くの学びがあった様子がうかがえました。

 また、この研修には講師として東京マラソン財団スタッフのほか、VOLUNTAINERアドバイザーの“ルパン”こと高山昌紀氏、VOLUNTAINERパートナーの“ランド”こと島崎晋亮氏が参加。それぞれが自身の経験から得た学び、リーダーとして必要なことなどを講義、実習で余すところなく伝えていました。

 さらに、ルパン、ランドだけでなく、すでにボランティア活動の現場で活躍しているVOLUNTAINERリーダー、リーダーサポートが「運営サポート」として参加。各チームのファシリテーターとして参加者の疑問に答えたり、それぞれの活動に関してアドバイスを送るなど、文字通りサポート役として研修を陰から支えてくれました。運営サポートの皆さん、ありがとうございました!

 この研修はVOLUNTAINERリーダーとしての活動だけでなく、「リーダーとリーダーシップの違い」「メンバーとの関係構築」「チームを強くするにはどうすればいいか」「心理的安全性」など、普段の仕事や生活にも役に立つ学びが多くあり、毎年多くの方に参加いただいています。東京マラソン財団スタッフは「リーダーの皆さんには率先してボランティアの面白さや魅力を体感し、その思いを周りの仲間や次の世代に繋いでいってほしいと思います。今日学んだことを東京マラソンに限らず、継続的に様々な場面で実践することでスポーツ文化の広がりが実現できると考えています」と呼びかけました。



参加者インタビュー

久保田衣代さん

東京2020オリンピックパラリンピック(以降、東京2020大会という)のボランティアに参加したことをきっかけに、2021大会から東京マラソンのボランティアにも参加。2024大会からはチームで参加している久保田衣代さんに、研修の感想やチームで活動するボランティアの楽しさなどを伺いました。

Q.リーダー研修兼選考に参加したきっかけを教えてください。
A.これまで東京マラソンのボランティアはチームでエントリーしており、リーダーは1チームに2人必要なのですが、来年の東京マラソンではリーダーのうちの1人が参加できなくなってしまいました。「それなら私がリーダーをやってみます」と手を挙げました。
チームのリーダーも「すごく楽しかったし、ためになるのでぜひ行ってらっしゃいませ」と背中を押されたこともあって、今回の研修に参加しました。実際に今日はすごく楽しかったです!

Q.東京マラソンのボランティアに参加したのはいつからでしょうか?
A.最初のきっかけは東京2020大会のボランティアだったのですが、それが楽しくて、東京マラソン2021に初めて参加しました。東京マラソンは友人が走っていて馴染みがありましたし、やっぱり大きな大会なので参加してみようと。もともとは個人で参加していたのですが、チームのお誘いをいただいたのでそこに参加するようになりました。そのチームは東京2020大会で一緒にボランティア活動した皆さんで構成されており、東京マラソンは2024大会、2025大会に参加しました。

Q.チームでボランティアに参加する楽しさを教えてください。
A.同じ気持ちを持った仲間同士での活動が楽しいことはもちろんなのですが、普段は会えなくて年に1度のその時だけ会う人たちも多いんです。チームで参加すると、活動前からみんなと連絡を取り合ったり、事前に1回集まって「元気だった?」「何してた?」という話をして旧交を温めるのも楽しいので、やっぱりやめられないですよね(笑)。
学生さんなどにも声をかけて全部で30人くらいのチームなのですが、色々な人たちと交流できるのもチームでボランティアに参加する良いところかなと思います。もちろん、個人で参加した時の一期一会も私は好きですね。

Q.今回の研修に参加してみて、いかがでしたか?
A.東京2020大会や他の大会のボランティアでも研修に参加したことはこれまでにもあったのですが、こんなにたくさんのワークやプログラムがあったのは初めてでした。
みんなで一緒に取り組むワークをいくつかやっていると、またちょっと違う視点が生まれたり、色々な意見が出てきたりして本当に面白かったですね。それに、こうした研修にいらっしゃる方はやっぱり皆さん協調性があって、積極的に話してくださるのですごく楽しかったです。

Q.この研修を受けたことのない方に魅力をおすすめするとしたらどんなことを伝えたいと思いますか?
A.東京マラソンのコンセプトなどはウェブサイトに載っていますが、「リーダーとは何か?」とか「リーダーには何が重要か」など、改めて学んだことがなかったので、今回研修を受けてみて「あ、そうなんだ!」と目から鱗でしたね。何しろ私はリーダーとリーダーシップの違いもよく分からなかったくらいですから。そうしたことを教えていただいたことがまず、すごくためになりました。
今日学んだことは仕事はもちろん、学生さんであっても生かせると思いますので、大変いいことだらけ。ぜひ皆さんにもこの研修を受けていただきたいなと思いました。特に、これから課長など管理職を目指す人には絶対におすすめです(笑)。
また、堅苦しい講義ではなく、体を動かしながら楽しく学べるところもいいなと思いました。

Q.今日の学びをどのようにボランティア活動、日常生活に活かせると思いますか?
A.次の東京マラソンでリーダーとしてチームをまとめる活動の機会があれば、まずはメンバーの皆さんに目標や到達点、我々がやるべきこと・守るべきルールを伝えるなど、今回学んだことを実践したいと思います。
また、他の競技のボランティアにも携わっているので、そこでも生かせるのではないかと思っています。そもそもは東京マラソンのボランティアリーダーをするためにと思って受けた研修でしたが、他の大会でもリーダーの立場をやってみようかなと意欲がわいてきました!

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