VOLUNTAINERでは、企業や大学などの団体を通して、各々の自発的なボランティア活動への関心を高めるために、VOLUNTAINERへのチーム登録*1を受付しています。東京マラソン2025には、42のボランティアチーム*2が参加し、大会の成功を支えました。その中から「デロイト トーマツ グループ」と「NTTネクシア」、学生ボランティアで結成した、VOLUNTAINERチームの活動の様子を紹介します。
間もなくボランティア募集が開始される、東京レガシーハーフマラソン2025でもボランティアチームエントリーが開始されます。職場、地域、学校の仲間と一緒にチームボランティアとして参加し、大会を支える一員となってみませんか?
VOLUNTAINERチーム「NTTネクシア」

「NTTネクシア」は東京マラソン財団オフィシャルボランティアクラブVOLUNTAINER に今大会初めてチーム登録し、東京マラソン2025にチームとしてボランティアに参加しました。
「コース整理」と「距離表示」を担当
VOLUNTAINERチーム「NTTネクシア」はランナーの安全確保やサポート等を行う「コース整理」と残りの距離を知らせる「距離表示」の活動を行い、大会の安全かつ円滑な運営を支えました。
朝から夕方まで長丁場の活動となりましたが、交通量の多い東京の主要街道を止めての実施のため、交通規制とタイミングを合わせた準備や、絶え間なく通過するランナーや常に沿道を埋め尽くす応援の方々への安全配慮などを実施しました。周りの盛り上がりや大きなイベントに参加できている高揚感から、あっという間の活動でした。
大規模イベントを支え、チームで味わう達成感
初参加のチームでしたが、一人ひとりが強い責任感を持って与えられた役割を全うし、大規模な大会を陰から支える手応えを存分に味わいました。
活動後のメンバーからは「多くのランナーを陰で支えることに達成感があった」「今後も継続して社会に貢献していきたい」といった感想が聞かれました。今回の経験を経て、チームは社会・地域貢献への意欲をいっそう高めた様子です。
本大会のようなボランティア活動を通じ、ネクシアとして引き続き社会貢献・地域貢献活動に関わっていきたいと思います。
VOLUNTAINERチーム「デロイト トーマツ グループ」


「デロイト トーマツ グループ」は、2019年に東京マラソン財団オフィシャルボランティアクラブVOLUNTAINER にチーム登録し、東京マラソン2025当日は、チーム総勢47 名でボランティア活動をしました。
ホスピタリティあふれる大会の象徴となるボランティアの一員としてランナーを支える
東京マラソンに、VOLUNTAINER チーム「デロイト トーマツ グループ」として参加するのは、4 回目となりました。東京マラソンを支えるボランティアはホスピタリティあふれる東京マラソンの象徴のような存在です。今大会もその一員となり、チーム一丸となって大会を盛り上げることができました。
コース22km地点の給水所で給水と給食を担当
活動開始は朝8時から。肌寒い気温の中、活動場所の22Km 給水所の前に集合し、リーダーから当日の説明を受け、活動開始となりました。
VOLUNTAINERチーム「デロイト トーマツ グループ」の活動内容は、「給水」と「給食」でした。2 つの活動班に分かれ、リーダーを中心にメンバー全員が力を合わせてテキパキと活動を進めました。「給水」班では、テーブルに水を用意し、飲み終えた紙コップを入れるごみ箱の準備などが行われました。水を入れた紙コップは、テーブル一面に並べて、板を挟みながら3 段に重ね、最上段の紙コップはランナーが取りやすいように道路側に寄せるなどの工夫をして並べました。給食班ではバナナとパンを用意しました。バナナは衛生に配慮し、手袋をはめて半分に切ってから並べました。パンは袋から出し、風で飛ばないように、ランナーがつかみやすいように、などを考慮して並べ、本番に向けて準備を行いました。
いよいよレース本番!
交通規制開始の担当車両が走り抜け、ピリッとした緊張感が漂う中、まず車いす選手たちがハイスピードで通過していきました。鍛え抜かれた腕によるハンドリングは大迫力で、ハンドルを微調整しながら操作し、車輪を回すその姿には感動を覚えました。
徐々に気温が上昇する中、先頭集団のランナーが短距離走のような速いスピードで走り抜けていきました。緊迫した表情で走るランナーから、マイペースで走りを楽しむランナー、コスプレをしているランナーなど、様々なランナーに向けて「給水」・「給食」の活動をしながら、最後まで諦めない精神に心を打たれ、全力で声援と拍手を送りました。
関門通過ランナー全員に給水をしきった時点で、給水用のペットボトルの在庫が無くなりました。これを受けて各班は撤収作業を行いました。声援を送りながら、規制解除までの限られた時間内で、テーブルを撤去したり、周囲のごみを少しずつ拾ってまとめたりして、作業を終えました。最後に、全員での解散式を行い、リーダーを中心に1日を振り返りました。一丸となって活動できたことを喜び合い、活動を終えました。
活動に参加したメンバーからの声
・皆さん助け合いの精神に溢れ、また、ランナーの方含め感謝の気持ちに溢れていて、とても楽しく幸せに活動できた。・ランナーの方に感謝の言葉を頂けて嬉しかった。
・もっとこうしたら良かったのでは、と思うこともあったので来年またあれば参加させて頂きたい。
・楽しく活動に参加することができた。
・3月上旬とは思えないほど暖かく、ランナーの水のニーズが高かったので給水・給食の係として忙しかった。やりきった感があった。
・初めてお会いした方ともチームワークよく活動できてよかった。47名のメンバーが力を合わせ、ホスピタリティ精神あふれる対応で大会を陰から支えたこの経験は、チームにとっても貴重な一日となりました。
学生VOLUNTAINERチーム
東京マラソン2025では、都内近郊のいくつかの大学に向けてボランティア参加を促し、約100名の大学生がエントリーし、学生VOLUNTAINERチームとして初めて東京マラソンにてボランティア活動を行いました。
参加してくださった皆さん、ありがとうございました!
事前に開催されたリーダー説明会に参加した際の様子
40㎞給水での活動の様子
40㎞給水での活動の様子