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東京マラソン2018ボランティアリーダーサポート振り返り・ボランティアリーダー懇親会レポート

2018.04.16

東京マラソン2018が終了してから3週間後の3月18日(日)に有明にあるTOC有明コンベンションホールにてボランティアリーダーサポート振り返りと、ボランティアリーダー懇親会が行われました。

リーダーサポートの皆さんも久々に顔を合わせ、ほがらかな雰囲気の中で振り返りがスタートしました。

 

冒頭に東京マラソン財団 参与 藤本より「16年ぶりに日本記録も更新され、大きな事故もなく大会としては大成功だったと言えますが、現場ではリーダーの急な欠席などによりリーダーサポートがリーダーの役割も担わなくてはならない活動場所があったと聞いています。この場で多く意見を交換して次回以降の糧にしていきましょう!」と挨拶がありました。

その後、リーダーサポートの役割の再確認からはじまり、リーダーが欠席した活動場所の担当から「事前にある程度、準備していたことが役に立った。他のリーダーからのサポートもあり乗り切る事ができた。リーダー説明会で活動内容の理解をチームとして共有できていたことが大きい」という意見がありました。
また、別の担当からは「リーダー説明会で質問があった際、『10年やってきたイベントだから心配しなくても大丈夫』と声をかけた結果、欠席してしまった新人リーダーがいた。安心させようと思っての発言だったが、その方にとってはそういう声掛けよりも、具体的な解決策などの言葉をかけてあげるべきだったのかもしれない。リーダー初心者とのコミュ二ケーションなどに課題を感じた」といった、問題の解決策や課題の共有がなされていました。

 

事前に回収したリーダーからの報告書をもとに班ごとに話し合いました。フィードバックでは「自分で活動場所を下見し、簡易マニュアルを作ってメンバーに配布し活動を円滑に進めていたリーダーがいた、ぜひリーダーサポートに推薦したい」といった話も飛び出し、会場が沸く場面もありました。
また、「ベテランリーダーの中に活動範囲を守らず、他のリーダーの管轄に口を出し混乱をまねいたことがあった」といった話もありました。

リーダーを支える、というリーダーサポートの役割を認識しつつも「全てのリーダーを管理してフォローするのは難しい、任せてしまった方がいい人もいるし、気に掛けた方がいい人もいる。たくさんの言葉でメンバーを引っ張るリーダーもいれば、寡黙だけれど一言で人を導けるリーダーもいる。それぞれの個性を大事にしたいと思う」といった発言もありました。
どのリーダーサポートもリーダーへの愛情があふれた発言をされていました。

 

振り返りの最後には「今後のリーダーサポートについて」話し合いがなされました。リーダーサポートになろうというリーダーを育成するためにどんな事ができるのか、それぞれの方が自身の経験も踏まえ様々な意見が飛び出しました。
その中で「リーダーサポートというのが完全な裏方でリーダーやメンバーと接触してはいけないと思われてしまっているかもしれない。たとえば、活動場所の付近に、おいしいカレー屋があって、『おいしそうな匂いするよねー』と声掛けをするくらいのコミュニケーションは全然OKだし、それで皆さん笑顔になってくれます。それくらいの接触すらダメだと思ってリーダーサポート、リーダーになる事をためらっている方もいるかもしれないので、そんなことは無いとお伝えしていきたいです」といった話がありました。

 

さまざまな意見交換が行われたリーダーサポート振り返りが終わり午後はリーダーも含めた懇親会が行われました。


懇親会では東京マラソン財団 レースディレクター早野から挨拶があり「2018大会は日本記録の達成、そして日本人選手がサブ10(※フルマラソンのタイムが2時間10分を切ること)で9人も走った歴史的なレースになりました。皆さんもその歴史の一つとしてレースを支える役割を担ってくださいました。
東京マラソンは「走る喜び」「支える誇り」「応援する楽しみ」という3つのコンセプトから成り立っています。皆さんの支える力がなければこの結果はついてこなかったと思います。ありがとうございます」と感謝の言葉を贈りました。

その後、ボランティアセンター長 山本から「ボランティアの皆さんの支えが大会を成功に導く力になっていると思います。収容バスに乗ったランナーに『また、帰ってこいよ~』といった声が上がったという話も聞いています。そんな温かい雰囲気作りが大会の象徴であり、顔になっていると思います。本当にありがとうございます」と乾杯の挨拶があり懇親会はスタートしました。

 

会場には今回から採用されたポイントを貯めると手に入るグッズの展示やフォトコーナーが設置されリーダーの皆さんは楽しまれているようでした。

 

懇親会の途中では初めてのリーダーを中心に登壇し、活動の感想や思いを語っていただきました。

 

皆さん、大会での苦労話や、今後への思いなどを語りあっていらっしゃるようでした。

  

懇親会の終わりには、今大会を最後に東京マラソンから離れることになった東京マラソン財団 参与 藤本から「第1回の東京マラソンが終わって当時のフィニッシュエリアの東京ビッグサイトでボランティアの皆さんと何度も肩を抱き合って涙しました。それから今まで、何人ものボランティアの皆さんと握手をしてきました。その一人ひとりの事を思うと、今も涙が出そうになります。東京マラソンからは離れますがいつかどこかで皆さんとお目にかかりたいと思います。ありがとうございました」と挨拶があり、会場は拍手に包まれました。

  

VOLUNTAINERリーダーの皆さん、ありがとうございました。


開催概要
日時:2018年3月18日(日)
   10時00分から12時00分まで/リーダーサポート振り返り
   13時00分から15時30分まで/リーダー懇親会
場所:TOC有明コンベンションホール20F
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