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2017年度 スキルアップ講習「車いす対応ボランティア講習会」レポート

2017.10.06

2017年9月9日(土)総勢89人のVOLUNTAINERが参加し、東京マラソン車いすレースディレクター副島正純氏による、2時間半の講習会(第1部~第3部)を行いました。

第1部では、車いすレースディレクター副島から自身の経験を元に、車いすマラソンに出会うところからこの先の目標や夢について話を伺いました。

車いすスポーツと出会い、国内外で実績を作りながら応援してもらえるようになるまでの道のりは、貧乏生活の中で平坦な道のりではありませんでしたが、「スポーツでたくさんの人と出会い、自分らしくかっこ良く自信を持って生きる」その楽しみを得たと力強く語り、会場は大きな拍手で包まれました。

第2部では、ボランティアセンター長山本から、レーサーと呼ばれる競技用車いすの取扱方法についての説明。

レーサーは大変高価でレース前は特に注意が必要なため、基礎を知った上で、選手に希望を聞いて、選手が望む手助けをして欲しい、というボランティアをする上での心構えが話されました。

第3部では、レーサーに二人一組で乗車体験をしていただきました。
想像以上の軽さに驚く声や、体重のかけ方がわからず後ろに倒れそうになったところを補助の方に支えていただいたりと普段触れる機会の少ないレーサーと実際に接することのできた、貴重な体験となりました。


      
自身の半生について語る副島車いすレースディレクター


      
車いすレーサーで少しだけ走ってその迫力を再現


      
実際に乗る事でバランスのとり方の難しさなどを体験


講習後のインタビュー 


■名前:斉藤 浩明 さん

  
 

Q.今回参加のきっかけは?

あるスポーツボランティアに参加した際、聴覚障害の方にお会いする事があり、筆談で対応したのですが、戸惑ってしまいました。何事にも準備が必要だと感じて今回のスキルアップ講習に参加する事にしました。車いすに関しても今後、車いす選手の手助けをすることもあるかもしれませんしレーサーの扱い方など、基本的なことは知っておいた方が良いと思い車いすと手話を申し込みました。

実際に参加して車いすレーサーに乗ってみると、風を切るというか、気持ちよかったです(笑)。ぜひ一度、街で乗ってみたいですね。選手によってはあまりレーサーに触れられたくない方もいるというのも勉強になりました。


Q.ボランティア活動の中で大切にしたいことは?

大会の趣旨をよく理解して、運営側と参加する選手や観客の間をつなぐ、つなぎ役でいる事を忘れないように心がけています。


Q.これからボランティア活動をはじめようと思っている方に一言

自分にできるのだろうか、と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、一度飛び込めば、誰かが教えてくれます。勇気をもって飛び込んでください。

私も少ない知識ですが、初めての方を支えたいと思っています。お待ちしています。


開催概要
イベント名:2017年度 スキルアップ講習「車いす対応ボランティア講習会」
開催日時:2017年9月9日(土) 14時00分から16時30分まで
開催場所:東京ビッグサイト会議棟6階 607+608会議室
講  師:東京マラソン車いすレースディレクター 副島 正純 氏


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