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「スポーツボランティア・ラウンドテーブル2017~スポーツボランティア for the future~」レポート

2017.09.13

9月3日(日)、「スポーツボランティア・ラウンドテーブル2017~スポーツボランティア for the future~」が開催されました。

「広げよう」をコンセプトに、他競技のスポーツボランティアとの交流の「輪」を、知識の「幅」を広げる場を目指したもので、VOLUNTAINERリーダー10名が参加いたしました。


    


冒頭に主催者から「スポーツで街を盛り上げていきたい、その為にはスポーツボランティアの力が欠かせないと思っています。
本日は色々なスポーツボランティアの方々に集まっていただきました。交流を図っていただき、今後のスポーツボランティアについて大いに話し合ってほしいと思います」と挨拶がありました。

また、各協力団体から挨拶と活動紹介があり、日本スポーツボランティアネットワーク(JSVN)から「スポボラ.net」について、湘南スポーツコミュニティセンター(SSCC)から「湘南国際マラソン」について、そして「VOLUNTAINER」について東京マラソン財団から活動紹介を行いました。


      



スケジュールは三部構成となっており、第一部はパラリンピアンで射撃日本代表の田口亜希(たぐち あき)さんから基調講演が行われました。

仕事にやりがいを感じていた頃、脊髄血管の病気を発症し車いす生活を余儀なくされ、それでもあきらめずにリハビリに取り組まれたこと。退院後、友人の誘いでビームライフル(光線銃)を始め、その後ライフルに転向しパラリンピックを目指し始めたこと。
先のことは考えないよう生きていたが、目的をみつけ2年先、3年先を考えられる喜びを見つけたことなど、自らの半生についてお話されました。50m先にある4cmほどの的を狙う射撃の競技についても触れられ、世界レベルでは、競技中ほぼすべての弾を的の中心に当てないと勝つことができないなど、競技の難しさもお話されました。

実際にパラリンピックに出場し、宿泊先で食堂から寝室まで高低差があるホテルでしたが、ボランティアスタッフが車いすを押して手助けしてくれたエピソードなどを話され、遠征先でも普段通りの生活が維持できるようボランティアがいてくれる事は本当にありがたいとお話されました。


    




第二部はショートセッション。
1つ目はアルビレックス新潟のボランティア活動に携われサッカーを文化として新潟に残していく事を目的としたNPO法人アライアンス2002で活動をされている、金子法泰(かねこ のりやす)さんと小山厚子(こやま あつこ)さんから活動の紹介がありました。


クラブカラーのオレンジで街を染めたいというホームタウン・オレンジプロジェクトのお話や、ご自分の闘病経験から入院患者をすこしでも元気にしたいという思いで始めた病院でのパブリックビューイングのお話がなされ、地域クラブのスポーツボランティアが市民起点で街を活性化させる実例の紹介となりました。


    




2つ目は文教大学の准教授であり日本スポーツボランティアネットワーク理事の二宮雅也さんから

「スポーツボランティアの現状とありかた」について講義がなされました。


現在の日本では、スポーツに関連するイベントはスポーツが得意な人、スポーツに従事している人の意見が尊重されがちだが、ボランティアにはスポーツが得意でない人でもスポーツイベントに参加することができ、自分なりの意見を言うことができる、その価値は大きいということを話されました。


東京2020を控え、ただ、お祭りがあるから神輿を担ぎたい、というだけでなく、スポーツの感動を共有し伝えたいといったメッセージや価値をもって携わっていけば、ボランティアはアルバイトとは違う、選手と同じレベルで称えられる存在になると力強いメッセージを送っていました。


質疑応答では東京2020大会に関する話題が上がり、東京マラソン財団ボランティアセンター長山本と共に質問に答えるシーンもあり会場は盛り上がりました。


    




第三部はラウンドテーブル(グループディスカッション)。
マラソン、サッカー、野球、バスケットなど他競技のボランティア同士が約6人ずつのグループになり、各分野での課題や今後について白熱した議論がなされていました。


議題に上がっていたのは
・大会の主催者やクラブ側とのやり取り(特に情報の扱い)
・老若男女が混成されたチームが編成された時の役割や時間の配分について
・活動参加者が同じ顔ぶれになってしまい経験者と初心者の差がひらいてしまう
・若者のとりこみ
などでした。


その他にもボランティア活動前にチームで連絡先を交換しグループメールやLINEで連絡を取り合うといった具体的な話もあがっていました。


   



約4時間にわたる会が終わり、その後は懇親会が行われました。


マラソン、サッカー、野球、バスケットなどそれぞれの競技にまつわるウェアを着るというドレスコードが設定されていて、VOLUNTAINERリーダーたちも東京マラソンの歴代のボランティアウェアを持ち寄り皆さんの関心を集めていました。

遠く広島や大分からの参加者もいて、中々一同に介する事の無い機会となりました。
今後の活動の参考になる、競技や地域の垣根を越えたボランティアの交流が図られた一日でした。





開催概要
イベント名:スポーツボランティア・ラウンドテーブル2017~スポーツボランティア for the future~
開催日時:2017年9月3日(土)13時00分から
開催場所:JFAハウス4階 Jリーグ会議室
主  催:スポーツボランティア・ラウンドテーブル実行委員会
後  援:公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)、スポーツ庁、
     公益財団法人日本サッカー協会(JFA)順不同
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